電気科日誌

電気科の出来事

中学生体験入学【電気科】

令和元年7月25日(木)、中学生の体験入学が行われました。

 


体験入学の主な流れは、

体育館にて参加中学生全員で、勿来工業高校の説明を聞いた後、

第一希望の科で科の特色を生かした、実験・実習・見学をします。

 

電気科を第一希望として、体験入学に参加してくださった中学生は76名でした。

 

まず、在校生による、電気科の特色や学習内容に加え、取得可能資格や就職率などの説明をしました。

 

 

 


その後、2班に分かれて

・電気工事士体験実習

・テーブルタップの製作&高電圧実習

をそれぞれ30分体験していただきました。

 

【電気工事士体験実習】

スイッチとシーリングを付ける作業を行いました。

実習の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

【テーブルタップの製作】

 


製作物です。

 

実習の様子です。

 

 

【高電圧実習】

雷実験を見ている様子です。

 

 

 

また、第二希望で電気科に来てくれた中学生は、電気科の説明や高圧実験の他に、

卒業生が課題研究で制作したバイク乗車体験を行いました。

 

 

 

 

中学生の皆さん、体験に来てくださってありがとうございました!

少しでも、電気に興味を持ち、電気を勉強してみたいな~と思ってくれたら嬉しいです。

そして、勿来工業高校電気科に入学して一緒に勉強出来たら、もっと嬉しいです!

 

電気工事業理解推進研修会<電気科> 後半

令和元年6月19日 電気工事業理解推進研修会が勿来工業高校で開催されました。

今日は、後半の体験実習の様子をご報告します。

 

【後半】

〇電気工事作業体験実習

実習A 裸圧着端子の圧着

実習B メーターとブレーカーの接続

実習C 太物ケーブルの切断

実習D 露出配管通線

実習E ロープでのケーブル引き

実習F 高所作業車体験

 

上記の内容を各班ごと一人一人体験していきます。

 

実習A 裸圧着端子の圧着

 

【生徒の感想】

裸圧着端子の圧着は、第二種電気工事士でやったリングスリーブの圧着と似ていましたが、

線が太い分、電動圧着工具を使用して圧着しました。

さらに、電線の剥き方も実際の電気工事をされている方の方法を見させてもらって新鮮でした。

2年 渡辺健心くん

 

実習B メーターとブレーカーの接続

 

 

【生徒の感想】

メーター接続で、白の接続が奥まで入っていなかったため、ねじが緩んでしまったことで

接続できていませんでした。

ブレーカーの接続では、全部接続できていたので良かったです。

もし、接続が緩んでいたら火災につながってしまうことを教えていただきました。

2年 志賀夢希くん

 

実習C 太物ケーブルの切断

 

 

 

【生徒の感想】

この体験は、とても大変でした。太物ケーブルの切断を手動で行った際に、

なかなか切断できず苦労しました。握力が強くないとすぐには切れないことがわかりました。

次に電動で作業をしてみると、驚くほどすぐに切れました。今は、ほとんど電動で作業していると

講師の方に教えてもらいました。ですが、狭い場所では電動で行わず、手動で行うそうです。

2年 木村友哉くん

 

実習D 露出配管通線

 

 

【生徒の感想】

配管を止める作業をやってみたけれど、細かい作業だったのでコツをつかむまで

全く止めることができませんでした。

通線をする作業では、線を通すときに声掛けが大切というアドバイスをもらって

掛け声をかけながらやったらすぐに線を通すことができたので、何事もコミュニケーションが

大切だと思いました。

2年 阿部耀平くん

 

 

 

実習E ロープでのケーブル引き

 

 

【生徒の感想】

この体験では、ケーブルを2人で引き、他の2人がケーブルを8の字に置くものでした。

8の字にする理由は、ケーブルがねじれないようにするためだと教えてもらいました。

その後、縄を結ぶ作業をしました。その結び方は、結ぶときは固くほどくときは簡単な

とても便利な結び方でした。

2年 古市隼也くん

 

実習F 高所作業車体験

 

【生徒の感想】

本来は校舎の屋上まで届くそうなので、驚きました。

ちょっとした動作で落ちそうになるので大変な仕事だと思いました。

この高所での作業には資格が必要ということを教えていただき、何でも資格が必要なんだと

改めて思いました。

2年 志賀玲音くん

 

 

後半の体験実習では、一人一人が様々な生きた作業を体験することができました。

 

ありがとうございました!

 

 

電気工事業理解推進研修会<電気科> 前半

令和元年6月19日 電気工事業理解推進研修会が勿来工業高校で開催されました。

講演の内容は、

【前半】2,3年生合同

〇屋内照明器具配置図制作

〇テーブルディスカッション

 

【後半】2年生

〇電気工事作業体験実習

実習A 裸圧着端子の圧着

実習B メーターとブレーカーの接続

実習C 太物ケーブルの切断

実習D 露出配管通線

実習E ロープでのケーブル引き

実習F 高所作業車体験

です。

 

この電気工事業理解推進研修会は、県内各地より29名の講師の方々がいらしてくださいました。

実際に電気工事士として活躍なさっている皆さまです。

 

 

本日は、前半の

〇屋内照明器具配置図制作

〇テーブルディスカッション

 

についてお伝えします。

 

 

屋内照明器具配置図制作では、

生徒は5~6人の12班に分かれ、講師の方が準備してくださった設計図に、

照明機器のパンフレットから、適切で快適な照明器具を選択し、図面に張り付けていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関のポーチでは防水対策がされている機器。

玄関ホールでは、センサー付き機器。

寝室は、間接照明機器。

和室は、和室の空間に合ったものを。

など、普段の生活で何気なく使用している照明器具が、

たくさんの選択肢の中から選ばれて付けられていること、

そのことがいかに大変かを実習を通して学んでいました。

 

 

テーブルディスカッションでは、

電気工事士のイメージや、生徒自身の将来の目標、講師の皆様に聞きたいことなどを

各班ごとお話を伺うことができました。

 

 

電気工事士の仕事の内容はもちろんですが、

電気工事士の仕事がいかに重要であるか、必要とされる仕事であるか。

また休みはどのくらい取れるかなど、丁寧に教えていただきました。

 

 

前半の実習を通して、学んだことを3年生が発表しました。

 

 

 

 

 

電気工事士になりたいと思う生徒が増えたようです。

 

電気工事士になるぞー!!と腕を振り上げた3年生の吉田俊介くん!!

 

 

 

頑張ってください!

 

次回は、後半の体験実習の様子をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

卒業生を囲む会<電気科>

令和元年6月13日(木)に卒業生を囲む会が行われました。

 

講演してくださった卒業生は

 

①佐藤大地様(平成30年度卒)

有機合成薬品工場(株)常磐工場

 

②高橋友喜様(平成30年度卒)

(株)東京エネシス

 

③浅野直史様(平成27年度卒)

日本大学工学部 電気電子工学科

 

の3名です。

 

佐藤様からは会社の業務内容に加え、何事もメモを取って仕事を覚えていった体験談や、

コミュニケーションの重要性や積極的な自主性が大切になるという、お話を伺いました。

また、取れる資格は取っておくようにとのお話でした。

 

高橋様からは、

業務内容となる火力発電所・水力発電所・原子力発電所・変電所のメンテナンスや建設、

太陽光パネルの設置など、詳しく教えていただきました。

そして、高橋様も職場のいろいろな人と話すコミュニケーション力が必要だとのことでした。

 

浅野様からは、大学での学習や生活を教えていただきました。

大学では、普通教科の勉強も大変になってくるので、高校時代から授業をしっかり受けて

目標を定めておくことが大切だという話を伺いました。

 

卒業生の話を伺ったことで、

在校生が今何をやらなくてはいけないのか、

自分の目標のためには何が必要なのか

を考える機会となりました。

 

卒業生の講師のみなさん、ありがとうございました。

 

イノベーション人材育成事業・企業見学実習<電気科3年>(後編)

令和元年6月10日(月)電気科3年生32名で

イノベーション人材育成事業・企業見学実習を行ってまいりました。

 

後半は、古河電池(株)様での様子をご報告いたします。

 

初めに、DVDにて会社の概要を伺いました。

古河電池(株)に至るまでの、経緯や変革を学んでいる様子です。

 

 

 

その後、古河電池(株)様の商品の種類と、

どのようなものに使われているか、説明いただきました。

 

その後、生徒を4班に分け工場内を見学させていただきました。

 

工場内の企業秘密をじっくり見学させていただき、生徒は生きた現場に触れることができました。

 

工場内では、いたるところに安全第一主義を掲げており、

これは古河電池(株)様の歴史にある、小田川全之(古河鉱業足尾鉱業所所長)が、

アメリカ産業界で提唱されていた「セーフティ・ファースト」を「 安全専一」と翻訳し

標示板をつくり、所内の安全活動を推進したことが、今なお受け継がれている。


 

製造過程を見学させていただいた電池は、自動車用蓄電池から鉄道車両用の産業用蓄電池。

さらに、災害時用のマグネシウム空気電池を手に取ることができ、

生徒たちの電池に対する意識と興味が深まったようです。

 


最後に生徒全員で、古河電池(株)様の安全活動の挨拶

「ご安全に!」

を感謝の気持ちを込めてお礼のあいさつをしました。