電気科日誌

2020年12月の記事一覧

R2年度電気科課題研究発表会【電気科】

12月23日(月)、電気科3年生の課題研究発表会が行われました。

 

課題研究とは、3年間の学習で身につけてきた知識と技術を活用させ、

生徒が自ら学び自ら考え、主体的に課題解決を図る科目です。

 

「3密」を避けるため、2年生のみの聴講となりました。

 

 

 今年度は、4班編成で以下の課題に取り組みました。

1班「屋外灯の設置および電気工事教材製作」

 

 

2班「下掛け水車による水力発電の製作」

 

 

3班「電動車椅子の製作」

 

 

4班「三輪電気自動車の製作」

 

 

4班の三輪電気自動車には、電気科3年担任の谷田部先生が

乗車して下さいました。

  

2年生も真剣に発表を聞き、メモを取っていました。

 

電気科の代表に選ばれた班は、1月22日(金)に行われる

校内課題研究発表会でも発表を行います。

 

代表に選ばれた班も、惜しくも選ばれなかった班も、

1年間本当にお疲れ様でした。

上遠野中学校の皆さんをお迎えしました<電気科>

12月10日(木)に、専門高校生による小中学生体験学習応援事業として

上遠野中学校2年生が来校し工業高校の体験学習が行われました。

 

電気科では、簡単な電気工事を体験してもらいました。

スイッチを入れると引掛シーリングに接続されたランプが点灯する回路です。

 

まず、電子黒板を使って単線図(電気工事で使われる回路図)と

複線図(実際の回路図)について説明しました 。

 

 

 

その後、3年生の優しいサポートを受けながら、実際に電気工事に

取り組んでもらいました。

 

 

 完成したら、引掛シーリングにLEDを取り付け、実際に点灯するか

どうかを確かめます。LEDが点灯したら、成功です。

 

無事に全員が点灯しました。今回製作した作品は、お土産としてプレゼント

しました。 

 

はじめて使う工具のワイヤーストリッパーは、最初はうまく力が入らず、

苦戦している様子でした。しかし、3年生のアドバイスのもと、なんとか

回路を完成させることができました。

 

 

この体験学習をきっかけとして、ひとりでも多くの中学生が電気科に

興味を持ち、本校電気科を進路に選んでもらえたら、と思います。 

1年生イノベ施設見学会<電気科>

 11月26日(木)、晴天に恵まれる中、電気科1年生が福島イノベーション・コースト構想関連施設の見学に出かけました。

 午前中は、この春に全面開所した南相馬市にある『福島ロボットテストフィールド』を訪れました。施設の概要について学んだ後、東京ドーム10個分もの敷地に広がる様々な実験エリアについて施設屋上から一望しながら見学させていただきました。

 また、小型ドローンをタブレット端末で操縦する体験もできました。生徒全員が、ドローンを離着陸させ、数メートル先のバーを潜り抜ける操作体験をしました。

 

 

 午後は、楢葉町に移動し、『日本原子力研究開発機構 楢葉遠隔技術開発センター』を見学しました。

 施設の概要ついて理解を深めたのち、実験棟でのクローラ式ロボットや水中ロボットの遠隔操作実習(こちらも生徒全員が体験!)、VR技術を用いた原子炉建屋内の疑似施設見学、同年代の学生が活躍する廃炉創造ロボコンの動画鑑賞など、盛沢山の内容でした。

 

 

 説明を受けながら熱心にメモをとる生徒の姿も見られ、よい見学会になりました。ご協力いただいた関係者の皆さま、お忙しいなか本当にありがとうございました。

 震災の年の4月に小学校に入学した1年生たちは、震災や震災後の福島の復興についてどんな思いを抱いているでしょうか。地域の現状について学び、自分にできることを増やしながら、世のため人のために活躍できる人になって欲しいと思います。