電気科日誌

カテゴリ:今日の出来事

R2年度電気科課題研究発表会【電気科】

12月23日(月)、電気科3年生の課題研究発表会が行われました。

 

課題研究とは、3年間の学習で身につけてきた知識と技術を活用させ、

生徒が自ら学び自ら考え、主体的に課題解決を図る科目です。

 

「3密」を避けるため、2年生のみの聴講となりました。

 

 

 今年度は、4班編成で以下の課題に取り組みました。

1班「屋外灯の設置および電気工事教材製作」

 

 

2班「下掛け水車による水力発電の製作」

 

 

3班「電動車椅子の製作」

 

 

4班「三輪電気自動車の製作」

 

 

4班の三輪電気自動車には、電気科3年担任の谷田部先生が

乗車して下さいました。

  

2年生も真剣に発表を聞き、メモを取っていました。

 

電気科の代表に選ばれた班は、1月22日(金)に行われる

校内課題研究発表会でも発表を行います。

 

代表に選ばれた班も、惜しくも選ばれなかった班も、

1年間本当にお疲れ様でした。

1年生イノベ施設見学会<電気科>

 11月26日(木)、晴天に恵まれる中、電気科1年生が福島イノベーション・コースト構想関連施設の見学に出かけました。

 午前中は、この春に全面開所した南相馬市にある『福島ロボットテストフィールド』を訪れました。施設の概要について学んだ後、東京ドーム10個分もの敷地に広がる様々な実験エリアについて施設屋上から一望しながら見学させていただきました。

 また、小型ドローンをタブレット端末で操縦する体験もできました。生徒全員が、ドローンを離着陸させ、数メートル先のバーを潜り抜ける操作体験をしました。

 

 

 午後は、楢葉町に移動し、『日本原子力研究開発機構 楢葉遠隔技術開発センター』を見学しました。

 施設の概要ついて理解を深めたのち、実験棟でのクローラ式ロボットや水中ロボットの遠隔操作実習(こちらも生徒全員が体験!)、VR技術を用いた原子炉建屋内の疑似施設見学、同年代の学生が活躍する廃炉創造ロボコンの動画鑑賞など、盛沢山の内容でした。

 

 

 説明を受けながら熱心にメモをとる生徒の姿も見られ、よい見学会になりました。ご協力いただいた関係者の皆さま、お忙しいなか本当にありがとうございました。

 震災の年の4月に小学校に入学した1年生たちは、震災や震災後の福島の復興についてどんな思いを抱いているでしょうか。地域の現状について学び、自分にできることを増やしながら、世のため人のために活躍できる人になって欲しいと思います。

 

上遠野小学校の皆さんをお迎えしました<電気科>

11月11日(水)、上遠野小学校の6年生31名の皆さんが、

「令和2年度 専門高校生による小中学生体験学習応援事業」で来校しました。

 

電気科では、家庭でも使えるテーブルタップの製作と雷放電の見学を体験してもらいました。

 

テーブルタップの製作では、圧着工具を使って電線と圧着端子を接続する作業や、

ドライバーを使ってコンセントプラグのねじ止めをする作業を行いました。

小学生の皆さんにとって、生まれてはじめて目にする工具に悪戦苦闘しながらも、

丁寧に一生懸命取り組んでいました。

  

 

完成したら、テスタを使って、正しく接続されているかどうかのテストを行い、

合格したテーブルタップは、小学生の皆さんへのプレゼントとなりました。

 

 

雷実験では、雷ができる仕組みの説明を聞いた後に、目の前で雷を落としました。

あまりにも大きな音と光に、びっくりしたことでしょう。 

 

 

お手伝いは、課題研究で「電気工事教材製作」に取り組んでいる電気科3年生が担当しました。

3年生にとっても、貴重な経験となったことと思います。

 

次回は、12月10日(木)に上遠野中の皆さんが訪問してくれる予定です。

中学生に会えるのを楽しみにお待ちしています。

【電気科】仕事人の話を聞く会

令和2年1月24日 6時間目に電気科1年生を対象として「仕事人の話を聞く会」が開催されました。

本校電気科卒業生であり、学校評議員でもある、

(株)エーピーアイ・コーポレーション 小野昌之様

よりお話を伺いました。

 

電気分野でのプロフェッショナルは施設の保安や管理のために様々な分野の企業から必要とされており、本校電気科で学んだ内容や取得した資格が実際の仕事ではどのように生きてくるのかをお話しいただきました。

 

 

また、「仕事の選択」と題して、就職活動をする際に気を付けなければならない事や、高校1年生の今から目的や目標を持って学校生活を送る事の重要性をお話しいただきました。


1年生にとって、今、何をすべきなのか考えることのできる貴重な機会となったのではないでしょうか。

小野様、貴重なお話を頂き本当にありがとうございました。

 

【電気科】福島イノベーション・コースト構想関連企業紹介セミナー

令和2年1月24日 6時間目に

福島イノベーション・コースト構想関連企業紹介セミナーが開催されました。

 

「福島イノベーション・コースト構想」とは、浜通り地域を中心に最先端の技術・研究を集め、

原発廃炉を着実に進めながら新たな産業を生み出そうとしている国家プロジェクトです。

 

その福島イノベーション・コースト構想に取り組む地域産業の

現状と将来性、新しい取り組み、求める人材などお話を伺えることとなりました。

 

(株)鈴木電機吾一商会 鈴木清友 様

より少ない力で動く台車の開発についてお話を伺いました。

電気工事の会社からスタートし、災害消火ロボットの開発から台車のモーターへ発展し、

医療業界への進出も視野に入れいているという取り組みは、

枠を超えた産業の可能性を垣間見たお話でした。

 

 

 

共栄(株) 鈴木久伸様

共栄株式会社は地元企業のマルトやハワイアンズと協力し、

生ごみからメタンガスを発生させ発電する、バイオマス発電を行っているそうです。

ドイツでは、バイオマス発電が盛んで、鈴木様は視察に行った時の話をしてくださいました。

生きる力が湧くアクティブでクリエイティブなお話に、生徒も真剣にメモを取りながら話を聞いていました。

 

 

 

 

ありがとうございました。

課題研究発表会【電気科】

令和元年12月23日(月)、電気科3年生の課題研究発表会が行われました。

課題研究は3年生が電気科で学んだことの集大成として、4月から取り組んでいた科目になります。

 

課題研究発表会は、1・2年生が聴講します。

 

 

今年度は、4班編成で以下の課題に取り組みました。

 

 1班「四足歩行ロボットの製作」課題研究報告書 (第1班).pdf

 

 

2班「4輪電気自動車の製作」課題研究報告書(第2班).pdf

 

3班「コアレス発電機の製作」課題研究報告書(3班).pdf

 

4班「下掛け水車による発電効率に関する研究」課題研究報告書(4班).pdf

 

 

 2班の四輪電気自動車には、電気科1年担任の野口先生と2年担任の谷田部先生が乗車してくださいました。

 

 

 

3班のコアレス発電では芳賀校長先生が発電してくださり、LEDライトが点灯しました。

 

1、2年生も真剣に発表を聞き、メモを取っていました。

 

電気科の代表に選ばれた班は、来月の23日に行われる校内課題研究発表会でも発表を行います。

お楽しみに!

上遠野中学校の2年生をお迎えしました【電気科】

令和元年12月5日(木)、専門高校生による小中学生体験学習応援事業として

上遠野中学校2年生が来校し工業高校の体験学習が行われました。

 

電気科では、電気工事士実習として、このような回路を製作しました。

下についているスイッチで上についている引掛シーリングローゼットを点灯させる回路です。

 

 

3年生の四家君が説明をしてくれました。

 

 

ワイヤーストリッパーは初めて使う工具だったようで、うまく力が入らないこともありましたが、

頑張って回路を作ってくれました。

 

 

 

上遠野中学校の皆さんは、真剣な眼差しで実習に取り組んでいました。

本校3年生も、教えることの難しさや大変さ、楽しさを感じたようです。

福島ロボットテストフィールド見学【電気科1年】

令和元年11月14日(木)、電気科1年生は、

福島イノベーション・コースト構想に関わる施設見学で、

相馬市原町にある福島ロボットテストフィールドを見学してきました。

 

福島ロボットテストフィールドとは、物流、インフラ点検、大規模災害などに活躍する、

陸・海・空のフィールドで活用されるロボットの研究開発拠点です。

陸では、災害対応ロボットや、自動運転ロボット。

海では、水中探査ロボット。

空では、無人航空機。

といった、ロボットの研究開発・実証実験・機能評価・操作訓練を行うことができます。

 

今回は、福島ロボットテストフィールドの成り立ちや目的などの概要の説明を受けた後、

室内にて、ドローンの操作体験をしました。

 

 

小型ドローンの操縦をするのは大変難しかったようです。

 

 

その後、広大な敷地をバスに乗り見学しました。

 

市街地フィールドでは、実際の街並みが再現され、自動走行ロボットのテストが行われていました。

瓦礫・土砂崩れフィールドや試験用トンネル、水没市街地フィールドは、

災害を再現してロボットの機能実験を行うことができる大掛かりなものでした。

 

また、来年8月に開催されるWorld Robot Summitでは試験用プラントにて、

インフラ・災害対応カテゴリーの競技が行われる予定だそうです。

 

今回の見学で、福島が「近い将来のIot社会実現を担う重要な地域である」と改めて考える機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

中学生体験入学【電気科】

令和元年7月25日(木)、中学生の体験入学が行われました。

 


体験入学の主な流れは、

体育館にて参加中学生全員で、勿来工業高校の説明を聞いた後、

第一希望の科で科の特色を生かした、実験・実習・見学をします。

 

電気科を第一希望として、体験入学に参加してくださった中学生は76名でした。

 

まず、在校生による、電気科の特色や学習内容に加え、取得可能資格や就職率などの説明をしました。

 

 

 


その後、2班に分かれて

・電気工事士体験実習

・テーブルタップの製作&高電圧実習

をそれぞれ30分体験していただきました。

 

【電気工事士体験実習】

スイッチとシーリングを付ける作業を行いました。

実習の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

【テーブルタップの製作】

 


製作物です。

 

実習の様子です。

 

 

【高電圧実習】

雷実験を見ている様子です。

 

 

 

また、第二希望で電気科に来てくれた中学生は、電気科の説明や高圧実験の他に、

卒業生が課題研究で制作したバイク乗車体験を行いました。

 

 

 

 

中学生の皆さん、体験に来てくださってありがとうございました!

少しでも、電気に興味を持ち、電気を勉強してみたいな~と思ってくれたら嬉しいです。

そして、勿来工業高校電気科に入学して一緒に勉強出来たら、もっと嬉しいです!

 

電気工事業理解推進研修会<電気科> 後半

令和元年6月19日 電気工事業理解推進研修会が勿来工業高校で開催されました。

今日は、後半の体験実習の様子をご報告します。

 

【後半】

〇電気工事作業体験実習

実習A 裸圧着端子の圧着

実習B メーターとブレーカーの接続

実習C 太物ケーブルの切断

実習D 露出配管通線

実習E ロープでのケーブル引き

実習F 高所作業車体験

 

上記の内容を各班ごと一人一人体験していきます。

 

実習A 裸圧着端子の圧着

 

【生徒の感想】

裸圧着端子の圧着は、第二種電気工事士でやったリングスリーブの圧着と似ていましたが、

線が太い分、電動圧着工具を使用して圧着しました。

さらに、電線の剥き方も実際の電気工事をされている方の方法を見させてもらって新鮮でした。

2年 渡辺健心くん

 

実習B メーターとブレーカーの接続

 

 

【生徒の感想】

メーター接続で、白の接続が奥まで入っていなかったため、ねじが緩んでしまったことで

接続できていませんでした。

ブレーカーの接続では、全部接続できていたので良かったです。

もし、接続が緩んでいたら火災につながってしまうことを教えていただきました。

2年 志賀夢希くん

 

実習C 太物ケーブルの切断

 

 

 

【生徒の感想】

この体験は、とても大変でした。太物ケーブルの切断を手動で行った際に、

なかなか切断できず苦労しました。握力が強くないとすぐには切れないことがわかりました。

次に電動で作業をしてみると、驚くほどすぐに切れました。今は、ほとんど電動で作業していると

講師の方に教えてもらいました。ですが、狭い場所では電動で行わず、手動で行うそうです。

2年 木村友哉くん

 

実習D 露出配管通線

 

 

【生徒の感想】

配管を止める作業をやってみたけれど、細かい作業だったのでコツをつかむまで

全く止めることができませんでした。

通線をする作業では、線を通すときに声掛けが大切というアドバイスをもらって

掛け声をかけながらやったらすぐに線を通すことができたので、何事もコミュニケーションが

大切だと思いました。

2年 阿部耀平くん

 

 

 

実習E ロープでのケーブル引き

 

 

【生徒の感想】

この体験では、ケーブルを2人で引き、他の2人がケーブルを8の字に置くものでした。

8の字にする理由は、ケーブルがねじれないようにするためだと教えてもらいました。

その後、縄を結ぶ作業をしました。その結び方は、結ぶときは固くほどくときは簡単な

とても便利な結び方でした。

2年 古市隼也くん

 

実習F 高所作業車体験

 

【生徒の感想】

本来は校舎の屋上まで届くそうなので、驚きました。

ちょっとした動作で落ちそうになるので大変な仕事だと思いました。

この高所での作業には資格が必要ということを教えていただき、何でも資格が必要なんだと

改めて思いました。

2年 志賀玲音くん

 

 

後半の体験実習では、一人一人が様々な生きた作業を体験することができました。

 

ありがとうございました!