工業化学科



私たちの生活は化学物質なしにはなりたちません。また環境も生命自身も物質です。

当科は、物質とエネルギーのいろいろな現象について広い視野をもった人材を養成します。

特色

化学産業はこれからナノテクノロジー(超微細技術)と燃料電池開発が進展しています。

これらをみすえながら化学分析から薬品製造そしてバイオテクノロジーなどの基礎知識が得られるように指導しています。

合格を目指す資格
毒物劇物取扱責任者(卒業で取得)、危険物取扱者(甲種、乙種全類など)、計算技術検定、パソコン利用技術検定等

工業化学科日誌

第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会 化学分析部門 第3位 入賞 <工業化学科>

2024年11月11日 16時56分

 11/9(土)10(日)の2日間、岩手県立盛岡工業高等学校において「第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会 化学分析部門」が行われました。東北ブロックを代表して本科3年生の村上桧斗君が出場し、第3位になり全国工業高等学校長協会理事長賞と産業教育振興中央会長賞を受賞してきました。

 課題は、7月に行われた東北大会と同じ「キレート滴定法により試料水中のCaおよびMgの定量を行うことにより試料水の硬度を求める」で、全国各ブロックからの代表9名および開催県1名の計10名の選手による競技となりました。各ブロックごとに分析方法に特徴があり、これまで以上の緊張感や不安がありましたが、持てる全ての力を出し切り悔いのない戦いをしてくることができました。3位入賞という結果でありますが、これは、本科はもとより本校としても全国大会入賞は初の快挙となります。素晴らしい結果であったと自負しております。

 今まで温かく応援をしてくださった方々に感謝申し上げます。

ものづくりコンテスト2024化学分析部門<工業化学科>

2024年10月16日 08時55分

 10/10(木)・11(金)の2日間にわたり郡山北工業高校を会場として行われた「福島県ものづくりコンテスト2024化学分析部門」に、本科2年生の岡田怜奈さん、山形竜冬君が出場してきました。

 課題は例年通り「キレート滴定法により試料水中のCaおよびMgの定量を行うことにより試料水の硬度を求める」で、安全に配慮したハイレベルな操作技術や正確な測定値、そして迅速さが求められるものです。

 大会結果は、岡田怜奈さん【4位】、山形竜冬君【6位】という順位ではありましたが、両名とも普段通りの的確かつスムーズな分析操作を実践することができ、「技術点」において非常に高い評価を得ることができました。全出場者の中においてもトップクラスの評価を得たことは、両名にとって不断の地道な努力が表れた結果で、自負すべきものであると思っていますし、日頃から安全に正しい操作を行えるよう実習指導をしている学科職員にとっても大変誇らしいことです。

 今回出場した両名はそれぞれの部活動にも取り組みながら、今コンテストへの練習を積み重ねてきました。非常に努力家で、自身と向き合いながら切磋琢磨してきた2人ですので、今コンテストに向けての経験や成果を今後の学校生活、また、来年の進路活動に大いに活かしてくれるものと期待しています。

 応援して下さった皆さま、ありがとうございました。

 

福島イノベーション・コースト構想推進事業による工場見学<工業化学科1年>

2024年10月2日 16時14分

R6年9月30日(月)に工業化学科1年生を対象として、福島イノベーション・コースト構想推進産業人材育成確保事業による工場見学が行われました。見学先は、午前中に「城北化学工業株式会社いわき工場」、午後に「エリエールプロダクト(株)福島工場」です。

企業の概要説明から業務内容まで詳しく説明をいただきました。中でも化学工場の現場説明では、乙種第4類危険物取扱者に関連付けながら、分かりやすく丁寧に説明をして下さいました。

百聞は一見に如かずで、実際に見学することで、化学工場では、どんな仕事をするのか、そのためには何が必要なのかと、企業の安全に対する取組みや、仕事に対する誇りや熱意を伝えていただき、生徒達がこれからの進路選択について考える良い機会となりました。

 

城北化学工業株式会社いわき工場の見学の様子

 

 

エリエールプロダクト(株)福島工場の見学の様子

  両工場のご担当の方々、また、ご案内をして下さった皆さま、誠にありがとうございました。

中学生体験入学が行われました <工業化学科>

2024年7月24日 13時32分

 令和6年度の中学生体験入学が7月23日(火)に行われました。工業化学科では、ものづくり実習である「石けんの製造」と「有機合成」、分析実習である「中和滴定」と「機器分析」の計4テーマについて公開され、体験をしていただきました。大変暑い中での体験入学となりましたが、生徒による説明がとても分かりやすく良い体験になったとの感想を多数いただきました。ご来校ありがとうございました。

●石けんの製造

 油脂から石けんを作る工程についての説明の後、実習で作られた粉石けんを用い、実際に手洗いを体験していただきました。 

●有機合成

 ベンゼンからニトロベンゼン、さらに、アニリンの製造方法についての説明を聞き、実際の実験装置や製品を見学していただきました。

 

●中和滴定 

 酸とアルカリの中和反応を用いて未知試料の濃度を測定する分析方法についての説明の後、実際に滴定操作を体験していただきました。

 ●機器分析

 企業等でも使用されている分析機器について紹介を受けた後に、原子吸光分析装置を用いた分析操作を体験していただきました。

高校生ものづくりコンテスト2024東北大会(岩手大会)「化学分析部門」第1位!工業化学科

2024年7月22日 10時58分

 7/19(金)20(土)の両日にわたり岩手県立盛岡工業高等学校において「高校生ものづくりコンテスト2024東北大会(岩手大会)「化学分析部門」が行われ、福島県を代表して本科3年生の村上桧斗君が出場し、見事に第1位になり全国大会への切符を獲得してきました。

 課題は例年通り「キレート滴定法により試料水中のCaおよびMgの定量を行うことにより試料水の硬度を求める」で、県大会同様に2時間30分内に2検体の分析を行うもので、化学分析における安全に配慮した手際よい操作や正確な測定値、そして迅速さが求められる競技です。

 

 

 東北大会には、青森県を除く各県から代表者1名(開催県は2名)の計6名の選手による競技となりました。普段とは環境や設備がまったく違う中での大会ではあったものの、落ち着いて普段の力を発揮し、見事に第1位に輝くことができました。

  なお、全国大会は11月に同じ岩手県で行われ、東北代表として出場します。皆さまの応援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業  <工業化学科>

2024年6月27日 08時28分

   R6年6月21日(金)に工業化学科2年生を対象として、福島イノベーション・コースト構想推進産業人材育成確保事業による出前授業が行われました。古河電池株式会社いわき事業所の小出彩乃様を講師としてお迎えし、「最先端技術 イノベに関する電池の化学」をテーマに約1時間にわたってお話をいただきました。

   自動車や電車、非常口の誘導灯といった身近なものだけでなく、自衛隊の戦闘機や人工衛星といった想像もつかなかったところにもさまざまな種類の電池が使用されていることを知り、生徒たちは電池について強く興味を持ったようです。また、現在学習している化学の内容が、電池の開発に必要なことを知り、今の学びが仕事に活かせることを実感できた様子でした。

自身の進路について考える良い機会となりました。ありがとうございました。

2学年次に甲種危険物取扱者に合格! <工業化学科>

2024年6月14日 08時15分

   消防法に基づく危険物を取り扱うことができる危険物取扱者試験は、工業化学科で特に力を入れて受験対策を行っている国家資格試験ですが、昨年度2月の受験においてその最難関である「甲種」危険物取扱者に工業化学科3年の村上桧斗君(当時2年生)が合格しました。今回は全類を取得した上での初めての甲種チャレンジであり、1回目の受験で、さらに、2学年次における甲種合格は極めて異例の快挙となります。根気強く日々の自主学習に取り組んできた成果で、ものづくりコンテスト東北大会に向けての練習や勉学の両立を図りながら成し遂げた快挙に大きな喜びの声が上がっています。

 2学年次に甲種合格の快挙を果たした 村上 桧斗くん(工業化学科3年)

福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業  <工業化学科>

2024年6月13日 17時29分

 R6年6月7日(金)に工業化学科3年生を対象として、福島イノベーション・コースト構想推進産業人材育成確保事業による出前授業が行われました。

 株式会社クレハの労政部より鮎澤咲希様・岩間巨樹様、中央研究所より正野大河様を講師としてお迎えし、会社紹介ならびに「有機合成研究室における研究開発」と題して約1時間の講話をいただきました。
 

 講師の皆さまの優しさあふれる雰囲気に安心感を覚えるとともに、農薬の開発研究のお話を通して新しいものを作っていくことの難しさや、正しいデータに基づいて正しく判断ができる力の大切さなどを学ばせていただきました。また、研究がどんなにハイレベルであっても、本校の実習等で学んでいるような基本的な知識や技術が現場で活かされる様子を改めて知ることができたとの感想も数多く寄せられました。自身の進路選択を間近に控えている立場として、終始真剣に耳を傾けている姿が見られた有意義な出前授業でした。

講師の皆様、誠にありがとうございました。

卒業生を囲む会 <工業化学科>

2024年6月13日 10時34分

令和6年6月6日(木)に工業化学科3年生を対象として卒業生を囲む会が行われました。

今回講師としてお迎えしたのは、田子千夏さん(第一三共ケミカルファーマ(株)小名浜工場勤務)、冨山壮太さん(常磐開発(株)勤務)、渡邉心寧さん(古河電池(株)いわき事業所勤務)の3名で、いずれも令和4年度の本科の卒業生です。

 

進路活動が間近に迫っている緊張感もありましたが、終始和やかな雰囲気で懇談が進められ、進路希望先を選択する上でのアドバイスをお願いする場面が多く見られました。受験に向けての大事なポイントも大変参考になりました。希望進路の実現のために今回の助言を充分に活かしていきたいと思います。

卒業生の皆さんには、お仕事でお忙しい中にもかかわらず、後輩のために時間を割いて参加して下さり誠にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

うえだ商店会第46回歩行者天国に出展 <工業化学科>

2024年5月7日 13時53分

令和6年5月5日(日・祝)に行われた「うえだ商店会第46回歩行者天国」に本校代表生徒が参加しました。

工業化学科では「スライムで遊ぼう」をテーマに、工業化学科3年生4名によるスライム作り体験コーナーを設置しました。晴天に恵まれる中、大変多くのお客さまにご参加をいただき、大盛況のうちに終えることができました。

溶液がみるみる変化していく様子に驚く声や、お好み色のスライムが出来上がって嬉しそうな笑顔が大変印象的な歩行者天国となりました。

ご来場のみなさま、誠にありがとうございました。