工業化学科



私たちの生活は化学物質なしにはなりたちません。また環境も生命自身も物質です。

当科は、物質とエネルギーのいろいろな現象について広い視野をもった人材を養成します。

特色

化学産業はこれからナノテクノロジー(超微細技術)と燃料電池開発が進展しています。

これらをみすえながら化学分析から薬品製造そしてバイオテクノロジーなどの基礎知識が得られるように指導しています。

合格を目指す資格
毒物劇物取扱責任者(卒業で取得)、危険物取扱者(甲種、乙種全類など)、計算技術検定、パソコン利用技術検定等

工業化学科日誌

福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業<工業化学科3年>

2023年6月15日 12時36分

6月14日(水)に工業化学科3年生を対象として、福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業が行われました。

株式会社クレハの中央研究所より今野慎悟様、労政部より高井麻衣様、岡坂菜摘様を講師としてお迎えし、「(株)クレハいわき事業所企業セミナー」および「有機合成研究室における研究開発」と題して約1時間の講話をいただきました。
社内の有機合成の実際について、その製品概要・製造工程から農薬開発の難しさに至るまで詳しいお話をいただき、本校の有機合成実習で学んでいる基礎知識や技術が製造現場で活かされる様子を改めて知ることができました。また、講話の最後には、国外における製造委託でのご苦労話などを交えながら、広い視野に立って新たな、ものづくりに挑戦する姿勢の大切さについて触れられ、生徒たちが進路活動を間近に控えている立場として真剣に耳を傾けている姿が見られました。

講師の皆様、誠にありがとうございました。

うえだ商店会 第45回歩行者天国に参加 <工業化学科>

2023年5月15日 14時36分

5月5日(金)に3年ぶりに実施された「うえだ商店会 第45回歩行者天国」に本校代表生徒が参加しました。

工業化学科では「スライムで遊ぼう」のテーマのもと、工業化学科3年生4名によるスライム作り体験コーナーを設置しました。おかげさまで大変多くのお客さまにご参加をいただき、大盛況のうちに終えることができました。

できあがった時のお子さまたちの笑顔が大変印象的な歩行者天国となりました。

ご来場のみなさま、誠にありがとうございました。

令和4年度 工業化学科 課題研究発表会<工業化学科>

2023年1月25日 16時03分

令和4年度の工業化学科課題研究発表会が令和5年1月20日(金)に実施されました。

 

課題研究発表会は、3年生が自分たちで設定したテーマや課題に沿って一年間研究を続け、その成果を発表する3年間の集大成の場です。

今年度は以下の6つのテーマで研究が行われました。

 

①水質浄化 ~凝集剤をつくってみよう~

 

②トウモロコシとサツマイモからバイオエタノールを作る

 

③化学発光 ~ケミカルライト~

 

④廃棄物の活用 ~固形燃料とシェード~

 

⑤バイオエタノール/ビタミンC入りの化粧水を作ろう

 

⑥炎色反応を用いたロウソク作り

 

下級生が聴講する中、いずれの班もたいへん立派に発表を終えることができました。

 

また、1・2学年生が同席して発表を聴講しましたが、それぞれの研究内容に真剣に聴き入り、3年生に負けずに挙手をして質問をする姿も見られ、活発な発表会となりました。

 

 

1月24日(火)に実施される校内課題研究発表会では、テーマ「水質浄化~凝集剤をつくってみよう~」が学科代表として研究発表を行います。

 

3年生の皆さん、たいへんお疲れ様でした。

高校生のための化学物質リスクコミュニケーション講演会・交流会<工業化学科3年>

2023年1月25日 15時54分

令和5年1月18日(水)に工業化学科3年生を対象として、福島県環境創造センター主催の「高校生のための化学物質リスクコミュニケーション講演会・交流会」が行われました。

化学物質アドバイザーの岡部正明様を講師としてお迎えし、「化学物質のリスクとその評価」についてのお話をいただき、周辺住民との情報共有の大切さを教わりました。講演の後には「リスクの低減方法」や「リスクコミュニケーションの際の注意点」をテーマにグループワークを実施し、間もなく実社会に出る立場として必要な意識付けをしていただきました。化学物質のリスクについて改めて考える良い機会となりました。

ありがとうございました。

福島イノベーション・コースト構想推進事業による工場見学 <工業化学科2年>

2022年11月16日 10時29分

11月1日(火)に工業化学科2年生を対象として福島イノベーション・コースト構想推進事業による工場見学が行われました。

見学先は、三菱ケミカル株式会社小名浜工場とメルクパフォーマンスマテリアルズ合同会社小名浜工場の2工場です。現場で働く方々の様子から、身だしなみの大切さや、品質管理に対する徹底した考え方を改めて知ることが出来た様子です。また、化学プラントの実際を見学することで化学工学や実習の学習内容との関連を強く感じ、高校で化学を専門で学ぶことで進路実現に大きく活かせる立場であることを実感したようです。来年の進路活動に向けて意識を高める大変良いきっかけとなりました。 

 

両工場のご担当の方々、また、ご案内をして下さった皆さま、誠にありがとうございました。

福島イノベーション・コースト構想推進事業による工場見学 <工業化学科1年>

2022年11月16日 10時24分

10月31日(月)に工業化学科1年生を対象として福島イノベーション・コースト構想推進事業による工場見学が行われました。

見学先は、城北化学工業株式会社いわき工場と、いわき大王製紙株式会社の2工場です。実際に工場を見学することで施設や設備の規模の大きさを実感し、ものづくりの流れや仕組みについて知り製造業の面白さを感じていた様子です。また、危険物取扱者試験の受験を間近に控えていたので、その実際のイメージをつかむ大変良い機会となりました。 

 

 両工場のご担当の方々、また、ご案内をして下さった皆さま、誠にありがとうございました。

ものづくりコンテスト2022化学分析部門 第3位入賞 <工業化学科>

2022年10月19日 10時40分

10月14日(金)に郡山北工業高等学校を会場として行われた福島県高校生ものづくりコンテスト2022化学分析部門に、本校工業化学科の代表として緑川由愛さんと村上桧斗君(いずれも工業化学科1年)が出場しました。課題は、「キレート滴定法により試料水中のCaおよびMgの定量を行うことにより試料水の硬度を求める」というもので、化学分析における安全に配慮した手際よい操作や正確な測定値、そして迅速さが求められる競技です。

 

 

県内5校から集まった代表10名で競技を行いましたが、他校選手がほとんど2年生だった状況にも臆することなく、終始普段通りの落ち着いた様子で競技を終え、緑川さんが見事第3位に入賞、村上君も第4位という好成績を収めました。

  

 

(左から、指導者:石井洋子先生、緑川由愛さん、村上桧斗君)

 

入学後間もない1年生として大変貴重な経験をした2人にとって大きな成果であることは言うまでもありませんが、不断の地道な努力が実を結んだ結果に学科職員生徒から多くの喜びの声が上がっています。学科として今後の取り組みに大きな励みとなるものであり、両名のますますの活躍を期待したいと思います。

甲種危険物取扱者に4名合格の快挙! <工業化学科>

2022年9月29日 15時17分

危険物取扱者試験は、工業化学科で特に力を入れて受験対策を行っている国家資格試験ですが、今年度6月の受験においてその最難関である「甲種」危険物取扱者に工業化学科の4名の生徒が合格しました。

 

担任の先生のご指導の下、日々の課外授業や自主学習に根気強く取り組んできた努力の成果で、部活動と勉学の両立を図りながら成し遂げた快挙に大きな喜びの声が上がっています。校長からは「後輩たちに対しても大きな勇気を与えてくれた」とエールが送られ、今後のさらなる挑戦が期待されています。

写真左から、高木 駿くん、吉原 彩翔くん、鈴木 良依くん、根本 結成くん(いずれも工業化学科3年)

福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業<工業化学科3年>

2022年6月22日 18時20分

6月21日(火)に工業化学科3年生を対象として、福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業が行われました。

 

株式会社クレハ 労務部の中山春菜様、遠藤慶一郎様、農薬研究室の今野慎悟様を講師としてお迎えし、「有機合成研究室における研究開発」と題して約1時間の講話をいただきました。

農薬の研究開発の現場の様子についての具体的なお話しをユーモアを交えながらしていただき、工場レベルでの大規模な合成製造の様子を知ることができるとともに、ものづくりに傾ける熱意が良い製品作りにつながることも改めて感じ取ることができました。また、講話の最後には、採用にあたって求められる点について触れられ、生徒たちが進路活動を間近に控えている立場として真剣に耳を傾けている姿が見られました。

 

講師の皆様、誠にありがとうございました。

 

福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業<工業化学科2年>

2022年6月21日 10時29分

6月17日(金)に工業化学科2年生を対象として、福島イノベーション・コースト構想推進事業による出前授業が行われました。

 古河電池株式会社いわき事業所の鈴木誠一様、研究開発本部LM開発部の竹口直希様を講師としてお迎えし、「電池の化学」をテーマに約1時間にわたってお話をいただきました。電池の種類に関するお話から現在の充電池の主流となっているリチウムイオン電池の仕組みやメリット・デメリットについて、また、次世代の電池像などについて詳しく説明をしていただき、熱心に興味深そうに聴き入る生徒たちの姿がみられました。

 講話の最後には、社会に出る上で求められる人物像について触れられ、自身を客観視できる力やPDCAサイクルの大切さなどを教わりました。来年度に控えている進路活動に大いに役立ててまいりたいと思います。ありがとうございました。