電気科日誌

カテゴリ:今日の出来事

電気工事業理解推進研修会<電気科> 前半

令和元年6月19日 電気工事業理解推進研修会が勿来工業高校で開催されました。

講演の内容は、

【前半】2,3年生合同

〇屋内照明器具配置図制作

〇テーブルディスカッション

 

【後半】2年生

〇電気工事作業体験実習

実習A 裸圧着端子の圧着

実習B メーターとブレーカーの接続

実習C 太物ケーブルの切断

実習D 露出配管通線

実習E ロープでのケーブル引き

実習F 高所作業車体験

です。

 

この電気工事業理解推進研修会は、県内各地より29名の講師の方々がいらしてくださいました。

実際に電気工事士として活躍なさっている皆さまです。

 

 

本日は、前半の

〇屋内照明器具配置図制作

〇テーブルディスカッション

 

についてお伝えします。

 

 

屋内照明器具配置図制作では、

生徒は5~6人の12班に分かれ、講師の方が準備してくださった設計図に、

照明機器のパンフレットから、適切で快適な照明器具を選択し、図面に張り付けていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関のポーチでは防水対策がされている機器。

玄関ホールでは、センサー付き機器。

寝室は、間接照明機器。

和室は、和室の空間に合ったものを。

など、普段の生活で何気なく使用している照明器具が、

たくさんの選択肢の中から選ばれて付けられていること、

そのことがいかに大変かを実習を通して学んでいました。

 

 

テーブルディスカッションでは、

電気工事士のイメージや、生徒自身の将来の目標、講師の皆様に聞きたいことなどを

各班ごとお話を伺うことができました。

 

 

電気工事士の仕事の内容はもちろんですが、

電気工事士の仕事がいかに重要であるか、必要とされる仕事であるか。

また休みはどのくらい取れるかなど、丁寧に教えていただきました。

 

 

前半の実習を通して、学んだことを3年生が発表しました。

 

 

 

 

 

電気工事士になりたいと思う生徒が増えたようです。

 

電気工事士になるぞー!!と腕を振り上げた3年生の吉田俊介くん!!

 

 

 

頑張ってください!

 

次回は、後半の体験実習の様子をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

卒業生を囲む会<電気科>

令和元年6月13日(木)に卒業生を囲む会が行われました。

 

講演してくださった卒業生は

 

①佐藤大地様(平成30年度卒)

有機合成薬品工場(株)常磐工場

 

②高橋友喜様(平成30年度卒)

(株)東京エネシス

 

③浅野直史様(平成27年度卒)

日本大学工学部 電気電子工学科

 

の3名です。

 

佐藤様からは会社の業務内容に加え、何事もメモを取って仕事を覚えていった体験談や、

コミュニケーションの重要性や積極的な自主性が大切になるという、お話を伺いました。

また、取れる資格は取っておくようにとのお話でした。

 

高橋様からは、

業務内容となる火力発電所・水力発電所・原子力発電所・変電所のメンテナンスや建設、

太陽光パネルの設置など、詳しく教えていただきました。

そして、高橋様も職場のいろいろな人と話すコミュニケーション力が必要だとのことでした。

 

浅野様からは、大学での学習や生活を教えていただきました。

大学では、普通教科の勉強も大変になってくるので、高校時代から授業をしっかり受けて

目標を定めておくことが大切だという話を伺いました。

 

卒業生の話を伺ったことで、

在校生が今何をやらなくてはいけないのか、

自分の目標のためには何が必要なのか

を考える機会となりました。

 

卒業生の講師のみなさん、ありがとうございました。

 

イノベーション人材育成事業・企業見学実習<電気科3年>(後編)

令和元年6月10日(月)電気科3年生32名で

イノベーション人材育成事業・企業見学実習を行ってまいりました。

 

後半は、古河電池(株)様での様子をご報告いたします。

 

初めに、DVDにて会社の概要を伺いました。

古河電池(株)に至るまでの、経緯や変革を学んでいる様子です。

 

 

 

その後、古河電池(株)様の商品の種類と、

どのようなものに使われているか、説明いただきました。

 

その後、生徒を4班に分け工場内を見学させていただきました。

 

工場内の企業秘密をじっくり見学させていただき、生徒は生きた現場に触れることができました。

 

工場内では、いたるところに安全第一主義を掲げており、

これは古河電池(株)様の歴史にある、小田川全之(古河鉱業足尾鉱業所所長)が、

アメリカ産業界で提唱されていた「セーフティ・ファースト」を「 安全専一」と翻訳し

標示板をつくり、所内の安全活動を推進したことが、今なお受け継がれている。


 

製造過程を見学させていただいた電池は、自動車用蓄電池から鉄道車両用の産業用蓄電池。

さらに、災害時用のマグネシウム空気電池を手に取ることができ、

生徒たちの電池に対する意識と興味が深まったようです。

 


最後に生徒全員で、古河電池(株)様の安全活動の挨拶

「ご安全に!」

を感謝の気持ちを込めてお礼のあいさつをしました。

 

 

イノベーション人材育成事業・企業見学実習<電気科3年>(前編)

令和元年6月10日(月)電気科3年生32名で

イノベーション人材育成事業・企業見学実習を行ってまいりました。

 

見学企業は

①常磐共同火力(株)勿来発電所 様

②古河電池(株)        様

の上記2企業様のご協力をいただきました。

前編では、常磐共同火力(株)勿来発電所 様での様子をご報告します。

 

初めに、企業の概要をDVD等でご説明いただきました。

長い歴史の中、ここいわきの南部に火力発電所が建設された背景や、

取り組みを真剣に学んでいる様子です。

 

その後、常磐火力の発電量と、最先端IGCC(10号機)の開発経緯と実証実験結果を説明していただきました。

 

現場見学では、石炭輸送から備蓄までを見学し

 

IGCC(ガスタービンと蒸気タービンによる複合発電システム)を間近で見学させていただきました。

 

 

最後に、生徒からの質問に答えていただき、大変実りある企業見学になりました。

 

次は、古河電池(株)(後編)をアップいたします。