工業化学科日誌

2024年7月の記事一覧

中学生体験入学が行われました <工業化学科>

 令和6年度の中学生体験入学が7月23日(火)に行われました。工業化学科では、ものづくり実習である「石けんの製造」と「有機合成」、分析実習である「中和滴定」と「機器分析」の計4テーマについて公開され、体験をしていただきました。大変暑い中での体験入学となりましたが、生徒による説明がとても分かりやすく良い体験になったとの感想を多数いただきました。ご来校ありがとうございました。

●石けんの製造

 油脂から石けんを作る工程についての説明の後、実習で作られた粉石けんを用い、実際に手洗いを体験していただきました。 

●有機合成

 ベンゼンからニトロベンゼン、さらに、アニリンの製造方法についての説明を聞き、実際の実験装置や製品を見学していただきました。

 

●中和滴定 

 酸とアルカリの中和反応を用いて未知試料の濃度を測定する分析方法についての説明の後、実際に滴定操作を体験していただきました。

 ●機器分析

 企業等でも使用されている分析機器について紹介を受けた後に、原子吸光分析装置を用いた分析操作を体験していただきました。

高校生ものづくりコンテスト2024東北大会(岩手大会)「化学分析部門」第1位!工業化学科

 7/19(金)20(土)の両日にわたり岩手県立盛岡工業高等学校において「高校生ものづくりコンテスト2024東北大会(岩手大会)「化学分析部門」が行われ、福島県を代表して本科3年生の村上桧斗君が出場し、見事に第1位になり全国大会への切符を獲得してきました。

 課題は例年通り「キレート滴定法により試料水中のCaおよびMgの定量を行うことにより試料水の硬度を求める」で、県大会同様に2時間30分内に2検体の分析を行うもので、化学分析における安全に配慮した手際よい操作や正確な測定値、そして迅速さが求められる競技です。

 

 

 東北大会には、青森県を除く各県から代表者1名(開催県は2名)の計6名の選手による競技となりました。普段とは環境や設備がまったく違う中での大会ではあったものの、落ち着いて普段の力を発揮し、見事に第1位に輝くことができました。

  なお、全国大会は11月に同じ岩手県で行われ、東北代表として出場します。皆さまの応援をよろしくお願いいたします。