工業化学科



私たちの生活は化学物質なしにはなりたちません。また環境も生命自身も物質です。

当科は、物質とエネルギーのいろいろな現象について広い視野をもった人材を養成します。

特色

化学産業はこれからナノテクノロジー(超微細技術)と燃料電池開発が進展しています。

これらをみすえながら化学分析から薬品製造そしてバイオテクノロジーなどの基礎知識が得られるように指導しています。

合格を目指す資格
毒物劇物取扱責任者(卒業で取得)、危険物取扱者(甲種、乙種全類など)、計算技術検定、パソコン利用技術検定等

工業化学科日誌

食と放射能に関する説明会 <工業化学科>

2022年2月24日 09時15分

 2月21日(月)工業化学科1年を対象として「食と放射能に関する説明会」が行われました。

 まず初めに、講師として福島大学食農学類生産環境学コース准教授の申文浩先生お迎えし、放射能に関する基本知識や食品中の放射性物質分析の実際についての講話をいただきました。11年前に起きた原発事故による放射能の影響について、「聞いたことがある」程度の知識しかなかった生徒たちに対して大変分かりやすく説明をしていただきました。 

 

 その後、放射能分析装置(NaIスペクトロメーター)を用いた農作物中の放射能測定実演を宝化成機器株式会社 営業部部長の阿部久夫先生の説明のもと行いました。家庭から提供いただいた白菜や市販のキャベツについて実際に測定するとともに、放射能汚染を受けている米を測定しその結果を比較することで、分析装置の使用方法や分析の原理等を学ぶことができました。 

 

 また、株式会社クレハ分析センター取締役分析提案本部長兼医薬部長の田邉真一先生からは、工業化学を学ぶ生徒たちへの今後の期待や、2年後に控えた進路選択に対するアドバイスをいただきました。  

 

 3名の講師の先生方、心温まるご指導まことにありがとうございました。今後の地域復興を担う人材へと成長していくための動機付けとなる有意義な説明会でした。