工業化学科日誌

カテゴリ:今日の出来事

令和2年度 工業化学科 課題研究発表会<工業化学科>

 12月18日(金)、令和2年度 工業化学科 課題研究発表会が行われました。

 

 

 

 以下、研究内容と発表会の様子をご紹介します。

 

第1班 2つの方法による水の浄化

 一つ目はトウモロコシの芯から作った炭による水の浄化です。日常生活で排出される野菜くず等を使い、水の浄化ができないかと思い、この実験を始めました。炭の量など、いろいろ試行錯誤して水の浄化をしました。二つ目は、植物による水の浄化です。植物によるアンモニウムイオンの吸収について実験を行い、条件を変えて水の浄化について研究しました。 

  

第2班 ガラス作り

 普段から実験器具としても使用する、ガラスを試薬から製造しました。試薬の分量や熱のかけ方など様々工夫を凝らしながら製造しました。 

 

 第3班 液体せっけんを作ろう

 「新型コロナウイルス」の影響を受け日常生活に役立つものを作ろうと話し合い、液体せっけんを製造することにしました。原料となる油脂の配合を変化させると、どのように違いがでるのか様々な方法で評価しました。また、石鹸に香り付けをすることを目指し柑橘の皮から精油を抽出する方法についても調べました。

 

 第4班 植物の灰 is ガラス および 石鹸づくり

 エコの観点から二つの実験を行いました。一つ目は植物の灰をリサイクルしガラスを作りました。美化活動も兼ねて、身近にある枯れ葉や枯れた植物を使い実験を行いました。二つ目は、果物や野菜を使い、石鹸を作りました。 

 

 第5班 キノコから抗がん剤

 癌に苦しむ人々を応援したいと思い、健康茶としても名高いキノコ「猿の腰掛」から、癌に効能のあると言われているクレスチンをエタノールの抽出し抗がん剤の製造を行いました。成分分析は、フェノール硫酸法を使用しました。

 

第6班 水質調査

 近年の自然災害による水不足や水質汚濁に着目し、身近なものを使い、ろ過装置を作りました。そこから飲料水ができるか試作し、ろ過した水が飲める水になっているか化学的に評価しました。

 

 コロナ禍にあって、思うように研究を進められない部分もありましたが、限られた時間の中で精一杯取り組み、それぞれに結果を出し発表することができました。

 

  課題研究を通し、自らテーマを決め、今まで学んできた専門性を活かしながら、主体的に、ものづくりや環境調査を行うことができました。また、製品を化学的に評価し、分かりやすく説明することの重要性やチームワークの大切さを学び、表現力や共同作業を進める力を養うことができたと感じます。

 

  1、2年生は3密を避けるため、前半と後半で学年毎に分け発表会に参加しました。後輩達からは多くの質疑応答が寄せられ充実した内容の発表会になりました。また、3年生が一生懸命発表する姿を、後輩達がメモを取りながら真剣に見て学んでいるのが、とても印象的でした。

 

 令和3年1月22日(金)に行われる、第16回生徒課題研究発表会の代表班は、投票の結果、 第2班の「ガラス作り」が選ばれました。

 

 3年生、様々大変な中、1年間にわたる研究、本当にお疲れ様でした。

 夏休み等も含め、支え送り出して下さった保護者の皆様にも厚く御礼申し上げます。

 

 

福島イノベーション・コースト構想による出前授業<工業化学科1年>

 12月17日(木)工業化学科1年生を対象に、古河電池株式会社で「はやぶさ2」などの宇宙用電池開発に携わっている小出和也先生を迎え出前授業が行われました。
「イノベに関する電池の化学」と題し、イノベーションと電池の化学について授業が行われました。今、ニュースで話題になっている、「はやぶさ2」など実際の宇宙用電池サンプルを見て、生徒諸君も熱心に聴き、電池と化学の素晴らしさに目を輝かせて授業を受けていました。

「福島イノベーション・コースト構想」 人材育成に係る企業見学<工業化学科1年>

 12月14日(月)工業化学科1年生を対象に、「福島イノベーション・コースト構想」人材育成に関わる工場見学を実施しました。
 「東新工業株式会社四倉工場」および「三菱ケミカル株式会社小名浜工場」をバス2台、2班に分かれて午前午後の入れ替え制で見学させて頂きました。コロナ禍で大変な中、見学させていただきましてありがとうございました。今後の進路選択にとても役に立つ体験でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「東新工業株式会社四倉工場」にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三菱ケミカル株式会社小名浜工場」にて

ノーベル化学賞受賞者講演会に参加しました。<工業化学科>

 本校、工業化学科2年生が磐城高校体育館で行われた、ノーベル化学賞受賞者の吉野彰氏の講演会に参加しました。リチウムイオン電池の開発や自動車の未来について講演をいただきました。また、パネルディスカッションも行われ、萩原陽斗君がパネラーとして「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」という内容で発表を行いました。立派に大役を果たし、とても良い発表ができました。

難関資格合格で複数の新聞社から取材を受けました。<工業化学科>

 本校、工業化学科3年の鈴木陽登君と箱崎雄太君が甲種危険物取扱者試験に合格しました。そこで、福島民報社さん、福島民友新聞社さん、いわき民報社さんからインタビューを受けました。2人とも少し緊張気味でしたが、しっかりと答えていて誇らしい表情を浮かべていました。詳しくは紙面をご覧ください。

「福島イノベーション・コースト構想」 人材育成に係る企業見学<工業化学科2年>

 9月8日(火)工業化学科2年生を対象に、「福島イノベーション・コースト構想」人材育成に関わる工場見学を実施しました。
 午前は「いわき大王製紙株式会社とエリエールプロダクト株式会社」および午後は「アルプスアルパイン株式会社小名浜工場」を見学させて頂きました。生徒諸君にとって来年の進路についてとても役に立つ体験でした。

 コロナ禍で大変な中、見学させていただきましてありがとうございました。ご協力いただきました方々に感謝申し上げます。

中学生体験入学について<工業化学科>

8月18日(火)中学生体験入学において中学生と保護者の方を対象に見学会を実施いたしました。

 工業化学科では、石けんの製造実験、機器分析実験、中和滴定実験、有機合成実験、化学製図(CAD)と化学プラントについて体験いただきました。

 設備が充実していて専門性が高く、ものづくりに興味が持てたとご好評いただきました。暑い中、ご来校いただきありがとうございました。

 

1.石けんの製造実験

 石けんは油脂から化学的につくり、生活に密着した製品です。化学反応と製造過程について分かりやすく説明しました。

 

 

2.機器分析実験

 企業や研究機関でも使用されている紫外可視分光光度計、原子吸光分析装置、ガスクロマトグラフ、高速液体クロマトグラフの取扱い方法を分かりやすく説明しました。

 

 

3.中和滴定実験

 酸とアルカリの中和反応を利用して濃度を測定する方法について説明しました。反応の進行を指示薬の色の変化で観察しました。

 

 

4.有機合成実験

 ニトロベンゼンの製造を合成経路に沿って分かりやすく説明しました。蒸留装置など実際の実験器具を見ていただきました。

 

 

5.化学製図(CAD)と化学プラント

 CADソフトウェアを使いコンピュータ上で使用している化学プラントの図面を描きます。CADソフトで製作した図面と実際の化学プラントを見学いただきました。

 

「福島イノベーション・コースト構想」 人材育成に係る企業見学<工業化学科2年>

 12月10日(火)工業化学科2年生39名を対象に、「福島イノベーション・コースト構想」人材育成に関わる工場見学を実施しました。

 午前は「第一三共ケミカルファーマ株式会社小名浜工場」および午後は「三菱ケミカル株式会社小名浜工場」を見学させて頂きました。

 生徒諸君にとって来年の進路についてとても役に立つ体験でした。ご協力いただきました方々に感謝申し上げます。

「第一三共ケミカルファーマ株式会社小名浜工場」にて

 

「三菱ケミカル株式会社小名浜工場」にて

「福島イノベーション・コースト構想」 人材育成に係る企業見学<工業化学科1年>

 11月6日(水)工業化学科1年生40名について、「福島イノベーション・コースト構想」人材育成に関わる工場見学を実施しました。午前は「城北化学工業株式会社いわき工場」および午後は「あすか製薬株式会社いわき工場」を見学させて頂きました。化学系工場や製薬系工場についてしっかり見学できました。今後の学習や将来の進路についてとても役に立つ体験だったようです。ご協力いただきました関係各所の方々に感謝申し上げます。

 

「城北化学工業株式会社いわき工場」にて

 

「あすか製薬株式会社いわき工場」にて

いわきの職体験ツアー企業見学 工業化学科1年

 11月15日(木)いわきの職体験ツアー企業見学により、工業化学科1年生39名が、株式会社ハニーズホールディングと、株式会社ワンダーファームを見学しました。ハニーズで会社概要を全員で聞く。

ファームランドでトマトの栽培の説明を聞く。

トマトの加工工程の説明を聞く。 企業見学に際し、ハニーズとワンダーファームの職員様には大変おせわになりました。

 また、今回の企業見学の企画・運営をして頂いた株式会社アカデミーの職員様お世話になりました。